【ワーホリの役所手続き】住民票・住民税・国民年金・健康保険について

「ワーホリで渡航をする前に役所の手続きどうしたらいいんだろう?転居届けとか出した方がいいのかな?。。。」

ワーホリの出発前にやらないといけない役所での手続き一覧についてです。

海外転出届けを出すのと出さないので年金などに差があります。
どういう状況が起こるのか把握して、出すか出さないか決めましょう。

海外転出届を出すとどうなるか?
・住民税(約十数万円)を支払わなくてよい。
(ただし、海外に366日以上滞在する必要があります。提出後366日経過してから住民票を再び入れることができます。)

・国民年金(毎月1万6340円)を支払わなくてよい。

・国民健康保険(数千円~数万円)を支払わなくてよい。

海外転出届を出さない場合
・ワーホリ中に国民年金の支払い、年間約十数万円の住民税の支払い

・年金を支払い続けているため、年金を満額受給できる

・国民健康保険に加入し続けているため、帰国後すぐに病院に行くことができます。

・国民健康保険の補償で海外診察費の一部が帰国後に請求できる

海外転出届けは出国予定日の2週間前から申請することができます
海外転出届け提出の際に、一緒に国民健康保険と国民年金を止めることができます。

私がワーホリに渡航する前に行なった役所手続きについてそれぞれを解説していきます。

【ワーホリの役所手続き】住民票(海外転出届け)

1番重要なのがこの住民票についてですね。
住民票とは、あなたがどこに住んでいるのかを現住所の市区役所に届けられています。この住民票を海外に移すことを「海外転出届け」と呼ばれるものです。

住民票は1年以上日本を離れる場合に海外転出届けを出すことができます。1年未満は留学とみなされて、転出することはできません。

住民票は移すことで、渡航中税金を払う必要がない

住民票は海外に移さなくても大丈夫なのですが、メリット・デメリットがあります。

住民票は残すことができますが、抜くことで上記の恩恵を得ることができます。

住民票を抜かなかった場合は、日本に滞在していないのに毎月健康保険と年金を支払う義務があるため、毎月数万円の出費が発生します
確かに、住民票を移さないことで海外の病院を受診した場合、健康保険が適用されますが、大きな保証が得られる訳ではありません。詳しいことは、後に解説します。(記事下)

手続き方法

手続きは、現住所がある市区役所で申請をすればいいです。

申請に必要なもの
運転免許証等の身分証明書

・国民健康保険(加入している方)

住民税【ワーホリの役所手続き】

住民税は、後払いです。2019年の住民税は2020年に支払うことになります。

また、住民税は1月1日の住民票住所に基づき課税されます。

・1月1日に住民票が国内にない場合、住民税は非課税となります。

仕事を辞めてすぐにワーホリをした場合、その年(1月1日)の住民票に基づいて住民税を支払わないといけません
年末に住民票を抜くことができれば、そのよく年の住民税を支払わなくて済みます。

〜おまけ〜
区役所で住民税のことを聞くと、区役所は住民税を支払って欲しいので住民票を抜かないようにと説明されます。

国民年金【ワーホリの役所手続き】

海外転出届けを出すことで毎月の支払い義務はなくなります

ただ、年金の支払いをしないことで年金受給額が減ります。海外で滞在をしながら、年金の支払いが毎月できそうにない方は海外転出届けを出すようにしましょう。

また、年金は帰国した後、滞在期間が2年間であれば「後納制度」により過去に遡って支払いをすることができ、満額を受け取ることができます。(支払わなかった期間のものを帰国後に支払う)

Point!

役所窓口で、任意加入を行うことで、海外転出届けを提出しても年金を支払うことはできます。

支払い方法は家族に支払ってもらうか、日本の銀行口座から引き落としになります。

国民健康保険【ワーホリの役所手続き】

国民健康保険は海外転出届けを出すことによって、保険料を支払う義務はなくなります

しかし、海外転出届けを出した場合と出さなかった場合で保証が変わります。

海外転出届けを出した場合

・被保険者の資格を失うことにより、国民保険には加入できない

・国民健康保険が適用されないので民間の保険に加入をする必要がある

海外転出届けを出さなかった場合

・保険料を支払い続けなければいけない

・海外の医療機関を利用した場合、保険が適用され一部が帰国後に返済される

国民健康保険の適用について

海外転出届けを提出しないで保険料を支払い続けていた場合、海外医療機関であっても保険が適用されます。

その場合、まずは自分で海外の治療費を支払い、帰国後に申請を行うことで受診にかかった費用が返金されます。

返済される金額は、「海外の医療機関での治療費を日本の医療機関で行われた場合の治療費に置き換えられて費用の一部が返済」されます。

海外の治療費は日本に比べて高いです。
日本に帰ってみたら、保険で返金される金額が少ない場合があります!
国民健康保険に期待しないで、民間の保険に入るようにしましょう!

マイナンバー

住民票を抜いた場合は、マイナンバー・通知カードの返納が必要になります。

日本を出国した後に、カードは失効することになります。
しかし、カードナンバーを把握するようにカードは返納されるので、大切に保管しておきましょう。

まとめ:海外転出届けを出すかはよく考えましょう

最後にもう1度海外転出届けを出すメリット・デメリットについてまとめると。

 

メリット
  • 日本にいない期間は住民税を支払わなくていい
  • 国民年金を支払わなくていい
  • 健康保険を支払う義務がない
デメリット
  • 年金受給額が減る
  • 国民健康保険が適用されない

海外転出届けを抜くリスクを考えて、どちらの方がいいのか決めるようにしましょう。

最後になりますが、国民健康保険の保証には期待しないで民間の保険に加入しましょう!

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